スギ花粉、例年より2週間ほど早く落ち着く
2月から本格的に飛散していたスギ花粉ですが、長野、飛騨、北陸を除く西、東日本では本格的な飛散ピークを越えました。さらに、入れ替わりでヒノキ花粉も飛び始めているようです。
こちらは東京都内の花粉数(※)を示したグラフです。
※ウェザーニュース独自の花粉観測機「ポールンロボ」の観測データを平均した値
例年だと、スギ花粉が落ち着いてくるのは3月下旬ですが、今年は例年より10日~2週間ほど早くスギ花粉の飛散数が落ち着いてきました。
2月12日には、平年より10日早く飛散が本格化するなど、今シーズンは飛散開始から全て前倒しで経過している状況です。
ヒノキ花粉は3月下旬から飛散が本格化
そんな中で、ヒノキ花粉が少しずつ飛び始めているようです。
17~18日にウェザーニュースが行った花粉症に関する実態調査でも、ヒノキ花粉が飛び始めたとの回答が複数寄せられています。(参加者数7,159人)
「症状が目から鼻へ変化。多分、スギからヒノキ花粉に移行。」(東京)
「スギが落ち着き、昨日からはヒノキの症状になってきました(ToT)」(大阪)
「スギ花粉アレルギーなので全く感じません。今飛散しているのは、ヒノキの花粉みたいです。」(福岡)
※一部抜粋
今週は、三連休ににかけて全国的に気温が上がりますので、ヒノキ花粉が急に増えてくる可能性があります。
昨年のヒノキ花粉の実況値を見ると、だいたい最高気温が20℃近い日が増えてくるとヒノキ花粉が多くなってくるようです。
三連休中の西日本や東日本は、まさにこの条件に当てはまります。
今後のヒノキ花粉は、関東地方では3月下旬~4月中旬に本格的な飛散となる予想です。
ヒノキ花粉で症状が出る方は、マスク不足の中ではありますが、今シーズンは飛散開始やピークが早まっているため早め早めの対策を行ってください。
ウェザーニュース
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース